開業コンサル相場価格とコンサル費用を安くする5つの方法

2019年5月2日お金のこと

開業コンサルにかかる費用は5万～100万以上と幅ひろく、実はこれといった相場価格がありません。

「開業コンサルの相場価格がないって、どういうこと？」と思われるかもしれませんね。しかし、これには「コンサルの雇い方によって費用が異なる」という問題があるからです。

ただ開業の相談から、実際に開業するまでのコンサル相場は20～50万円程度と考えて良いでしょう。

とりあえず「開業費用＋50万円」あれば、コンサル付きでエステサロンの開業が可能でしょう。
ちなみにローズジャスミンのワンルーム開業『OR50』は開業相談から技術指導まで含めて20万円でコンサルしています。

開業コンサルの相場価格がない理由は目的によって違うから！

一口に「開業コンサル」と言っても、コンサルに依頼する内容によって金額は大きく変わってきます！

例えば「開業したいけど、どうすれば良いか相談したい」という場合は、スポットコンサルということで「1時間辺り1～3万円」でコンサルタントがしっかり相談に乗ってくれます。

逆に「開業の相談も、手続きも全部お任せしたい！」というケースはプロジェクトコンサルとして「開業まで～50万円」ぐらいかかると考えて問題ないでしょう。
（※開業までにかかる時間や期間、労力によっては50万円をオーバーすることもあります）

また開業するまで、技術指導も含めて“毎月”コンサルして欲しいというケースは、「5～10万円/月」かかります。
ただし毎月コンサルの場合は「月●回まで相談or指導可能」と回数制限があるのが一般的です。

このように開業コンサルの「相場価格はこれくらい！」と言い切ることができないのは、目的によってそれぞれの金額が異なるからです。

ただ傾向としては、次の表のような開業コンサル相場価格だと考えて良いでしょう！

それぞれの目的によって異なる開業コンサル相場価格

相談のみのコンサル……1～3万円/時
毎月技術指導や相談を含むコンサル……5～10万円/月
開業相談から開業届けなどの代行も含めたコンサル……30～50万円/月

もちろん、開業コンサルの腕や知名度（有名なほど高い）、サービス面によって金額は相場価格の倍以上になることもあります！

しかし、ここで注意して欲しいのが金額が高いコンサルタントを雇ったとしても必ずしも結果が出るとは限らないということです！

「開業時にコンサルタントは必要？失敗しない開業コンサルの選び方とその対策！」で詳しく紹介していますが、事業を成功させるのは、コンサルタントを利用するその人の“努力”の問題です。

当たり前ですが、開業コンサルタントに限らずコンサルタントを雇ってみんな成功するのなら、みーんな今頃大金持ちです（苦笑）

失敗しないコンサルタント活用法は、まず「自分を知ること」から

ご紹介したように開業コンサルタントは、その利用方法によって相場価格はバラバラです。
そして活用法を間違えると、お金ばかりかかってしまい肝心のお店にかけることができる経費が少なくなってしまいます。

「コンサルタントにあんなにお金を払ったのに！」と後悔しないためにも「コンサルタントに何をして欲しいのか？」「どの分野が足りないのか？」を予め知っておく必要があります。

ちなみに開業に関わらず、失敗しないコンサルタントの活用法は次の通りです。

開業の流れや開業方法、スケジュールなどを知りたい→時間（スポット）ごとのコンサル
スケジュール管理や技術指導、講習などを受けたい→月々払い顧問契約型コンサル
開業or事業の相談や面倒な手間、銀行との交渉などを任せたい→プロジェクト型のコンサル

1.開業の流れや開業方法、スケジュールなどを知りたい

「エステサロンを開業したい！」と思っても、具体的に何をやって良いかわからない。また「どんなお店を作ったら良いかわからない」「エステサロンの開業って何が必要なの？」という方。

“開業の相談”をしたいだけなら、時間単位のスポットコンサルが良いでしょう。

実は多くの方が「開業したい！」と考えていますが、具体的なところはいざ開業しようと思っても決まっていないことが、ほとんどです。

「私はそんな事ない！しっかり開業のことを考えている!!」という方は、次の項目を確認してみてください。

開業するお店のコンセプトが決まっている
開業するお店のブランディングが決まっている
ターゲットとなるお客様のタイプや年齢層が決まっている
どんな内装にするか提供するサービスが決まっている
どこにどんな風に開業するか決まっている
開業までのスケジュールが決まっている

上記の項目を見て「こんせぷとって何ー？」「スケジュールって、どうすれば良いの～？」となった方は、まずコンサルタントの方に相談からすることをオススメします。

なぜなら「どんなお店を開業したいか決まっていない」からです。
人によってはコンサルタントに詳しく相談したら、その難しさやリスクから「……やっぱり開業止めます」となることもありますよ！

2.スケジュール管理や技術指導、講習などを受けたい

エステサロンの店長だった方やすでに開業の相談を受けた経験があり。

「どんなお店を開業するか」が決まっている方で、開業までのスケジュール管理や技術指導。
集客方法の講習などを受けたいという方は月々払い顧問契約型コンサルがオススメです。

ある程度、自分の中で開業するイメージが決まっており、より失敗しにくいテクニックを学びたいという方は、月々払い顧問契約型コンサルタントに知りたい内容を指導してもらうのが1番でしょう。

月々払い顧問契約型コンサルタントに指導してもらうことで、開業前に「自分の弱点」をなくし、開業後のスタートを理想の形を切りやすくなります。

3.開業or事業の相談や面倒な手間、銀行との交渉などを任せたい

「もー、開業ってめんどくさいから、全部おまかせしたい！」という方にオススメなのがプロジェクト型のコンサルです。

金額次第ではありますが、コンサルタント会社によっては銀行から借り入れする費用を増やすための資料作りや機器の導入先。さまざまな集客・会計ツールの紹介をしてくれることがあります。

すべて色々とコンサルタントに丸投げできるので、楽ではありますがお金が非常にかかります！

いきなり大型店舗のエステサロンを開業する――という方なら良いかもしれませんが、個人で開業する場合は正直プロジェクト型のコンサルタントを利用する必要はないでしょう。

（下手するとプロジェクトコンサル費用で、お店が開業できてしまうこともあります……）

開業コンサルタントを利用する費用を抑える5つの方法

今のアナタに必要なコンサルタントがなんとな～くわかったなら、次は、なるべく安く開業コンサルタントを利用する方法をご紹介します。

自分で出来ることは全部やる
事前に相談したい内容をまとめておく
自分の行動エリアに近いコンサルタントを利用する
ネットで相談できる開業コンサルタントを利用する
第3セクターのコンサルを利用する

2.事前に相談したい内容をまとめておく

時間で相談するタイプのコンサルタントを利用する場合は、短時間で相談が終わるように、予め相談したい内容を自分でまとめておきましょう。

自宅をエステサロンに改装したいけれど、手続きや内装はどうすれば良い？
集客力に自信がないから、どういった年齢層を狙えば良いか教えて欲しい
トーク力には自信があるから、それを活かしたアットホームなエステサロンを開業したいなど……

例えば、上記のように自分が1番相談したい内容を紙などに書いてまとめておけば、コンサルタント側も的確なアドバイスをしてくれるので相談時間が短くなり、結果的にコンサルタント費用が安くなります。

もちろん、スポット型のコンサル以外にも、この手法は使えますよ！

3.自分の行動エリアに近いコンサルタントを利用する

個人や会社から出張するタイプのコンサルタントを利用する場合は「交通費＋拘束時間＋コンサルタント費用」がかかります。

当たり前ですが、交通費がかからなければかからないほど、コンサルタント費用は安くなります。
（ただし、アナタの行動エリアにコンサルタントがいないといけませんが……）

実際にワンルームでエステサロンを営業している身としては、正直に言うと「プロジェクト型のコンサル」はオススメしません！

理由はコンサルタント費用がかかりすぎるから。ぶっちゃけコンサルタント費用だけでお店が開業できちゃいます（汗）

ずばりプロジェクト型のコンサルでやれることを自分でやれば、もっと安い金額で開業することができるんです！

これはボックスのタイトルです。

安すぎるコンサルタントにはご注意ください！

「コンサルタント費用を安くしたい！」と思っても、安すぎるコンサルタントを利用するのは止めましょう。

コンサルタントに限らず「安い」という事には、何かしら意味があります。
ご紹介した相場価格よりも安いコンサルタントを利用した場合は次のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。

後から高額なコンサルタント費用を請求される
そもそもコンサルタントとしての能力が低い
詐欺まがいの商品を売りつけられるなど……

やはり、他の業界と同じように安すぎると、その分サービスの質が下がるのはコンサルタントも同じです。

1.自分で出来ることは全部やる

例えば開業届けや銀行とのやり取り。補助金の申請などを自分で行えば、その分コンサルタントを利用せずに済むために、トータルコストが安くなります。

「2019年版エステサロン開業で使える助成金一覧雇用しないと助成金は難しい！」や「エステサロン開業で使える補助金一覧意外なものでも補助金が貰える？」でご紹介しているような助成金や補助金は開業後にしか申し込みができませんが、必要書類さえ自分で揃えれば「コンサルタント費用ゼロ」で申請することができます。

それにエステサロンの場合は開業に必要や器具や会計ソフトなんかは、リースや月額課金などで、なんとでもなります。
自分で調べて、自分で実践すれば開業に必要なコンサルタント費用を大幅に圧縮することができますよ～！

4.ネットで相談できる開業コンサルタントを利用する

最近ではスカイプやLINEを使って、気軽に相談できるコンサルタントもいます。

相談やアドバイスだけのコンサルタント内容になりますが、その分金額や安いので、気軽に使えるというメリットがあります！

5.第3セクターのコンサルを利用する

「第3セクター」「第4セクター」という言葉をご存知でしょうか？
地方自治体と民間企業が共同出資して作られたコンサルタント会社であり、公的なサービスを利用することでコンサルタント費用を安く押さえることができます。

ただし、この場合の問題は、そもそもは第3セクターのコンサルタントにエステサロンの開業や個人開業に強い人が少ないということです。

大手のコンサルタント会社にいたような方はいらっしゃいますが、個人開業やワンルーム開業のコンサルは、正直得意でない場合がほとんどです。

金額も、目的も自分にあった開業コンサルを選ぼう！悩んでいるなら『OR50』がオススメ♪

開業コンサルタントを利用する目的やサービス内容によって、金額はバラバラです。1万円からのネットコンサルもあれば、開業届けまで丸投げできる50万円のプロジェクトコンサルもあります。

ここでコンサルタント選びで失敗しない。安い金額でコンサルタントしてもらう方法は自分の目的にあった開業コンサルタントを選ぶということです！

その点、ロージャスミンのワンルーム開業OR50なら、充実したサービスとコンサルタント費用も含めて50万円～の”失敗しない開業”が可能だから、オススメです！

ロージャスミンの開業コンサル『OR50』

開業時の相談とコンセプト、ブランディングの設定
開業までのスケジュール管理の提案
WEB、SNSを活用した集客テクニック
ベテラン現役エステシャンによる技術指導
即売上につなげる販促テクニック
リピーターを作るための接客術など

これの内容がぜーんぶ入って20万円からコンサルタントが可能です。

ワンルームに特化して開業するから、失敗し辛いし、借金のリスクも少ない。
失敗しない女性向けの始めやすいエステサロン開業として、アナタもローズジャスミンのOR50をはじめてみませんか？

記事監修者


エステスクール・サロンオーナー　松崎 綾乃
完全予約制エステサロン「Rose Jasmine」のサロンオーナー（愛知県名古屋市）。

エステ歴20年以上の美容のプロフェッショナル。エステシャンとしての長年の技術と経験を活かし、2022年にエステスクールやセミナーを本格開催。 

著書に『自分らしく生きるヒントが詰まった２１ストーリー』『ぶっちゃけ50万あればサロン開業できますが？』などがある。

Instagram: @rose.jasmine758