ママ、主婦がお店を開業するまでの具体的な流れとは？ 店舗探しや家族への相談っていつするの？

ママ、主婦が“個人事業主”として開業しようと思うなら、税務署に行って「開業届」を出すだけでOKです。

実はこの開業届けは、特別なお金や許可は必要なく。本当に紙切れ1枚出すだけで出来ます！
ちなみに開業届の出し方はコチラでも書いていますが、超カンタン！

しかし、実際に店舗を開業しようと思ったら、あれもこれもと準備することがいっぱい！

今回はこれからお店を開業しようと考えているママ、主婦のために、具体的な開業のスケジュールをご紹介します。

ママ、主婦が開業する際の具体的な流れ

もちろん、場合によっては順番が前後することもありますが、基本的な流れは上記の通りです。

それでは、それぞれの細かな内容と注意ポイントも含めてご紹介したいと思います。

1.どんなお店を開業するかを決める

まず、どんなお店を開業するかを決めましょう。

すでに開業するお店の業種が決まっていたとしても、改めて「どんなお店」を開業するかを具体的に考えましょう。

お金をかけて、どんなお店を開いても必ず成功するわけではありません。
しかし、ターゲット（お客様）をハッキリさせることが出来れば成功の可能性はグッと高まります。

これを“コンセプトメイキング”と言い。開業し、事業を成功させるためには必要不可欠なプロセスです。

なぜなら、お客様の多くは「自分が満足いくお店」を求めているから。
チェーン店のようなどこにでもあるお店ではなく、「自分にとって1番のお店」を探しているから。

コンセプトメイキンがしっかりできれば、他のお店よりも優位に事業を開始することができます。

【ポイント】コンセプトが思いつかないなら、プロを頼りましょう！

改めて「自分がどんなお店を開業したいか？」と言われても、多くの人が「どんなお店だろう……」と、なかなか答えが出ないものです。

そんな時はプロに頼りましょう！ コーチングを得意とする人や経営コンサルタント。同じ事業をやっている方やローズジャスミンの『OR50』を利用するという方法もあります！

誰かにアドバイスしてもらったり、プロと相談したりすることで自分では気づかなかった“自分の売り”がわかることもあります。

「自分の売りってなんだろう？」「お店のコンセプトってなんだろう？」と考えているなら、一度ローズジャスミンに相談してみませんか？

2.家族と相談する（反対されることも）

どんなお店を開業するのか、具体的なイメージが決まったら、次は家族と相談をします。

いくらアナタに自信があっても、家族は反対することがほとんどです。

家族に理解がなければ、これよりももっとひどいことを言われることだってあります。

もちろん、中には「ママなら絶対大丈夫！」と応援してくれる家族もありますが、多くの家庭で反対されます。
ただ、この反対を押し切ることができなければ、開業しても成功することはできないでしょう。

【ポイント】家族を説得するのはカンタンではありません！

人によっては銀行からお金を借りるよりも、家族を説得する方が難しいかもしれません。

家族に限ったことではありませんが、多くの場合「アナタなら絶対に成功するよ！」と行ってくれる人は多くはありません。
なぜなら、多くの人が知らずしらずのうちに人の不幸を願っているから。

多くの人が無意識に「自分より下でいて欲しい」と思っているもの。
また家族の場合は「失敗したらどうしよう……」という不安が先に来るため、どうしても素直に賛成できません。

だから「頑張って！」「応援するよ！」と言ってくれる家族や友だちは貴重です。

基本的に「家族は開業を反対するもの」と思っておいてください。
最悪、開業しても反対され続けることがあるので賛成されないことを前提に資金繰りや開業スケジュールを組んだほうが良いでしょう。

3.具体的な予算とスケジュールを立てる（オープン日もできれば決める）

どんなお店を開業するのか。家族と開業について相談が終わったら、次は具体的な予算とスケジュールを立てましょう。

予算としては次のことを決める必要があります。

細かな金額までリサーチし、具体的な予算を決めることで無駄遣いを減らすことができます！

ある程度の予算が決まったら、次はスケジュールを決めましょう。

予算と同じく、スケジュールもこまめに決めることで「自分が何をすれば良いか」がハッキリします。

自分が何をすれば良いかがわかれば、あとは一つ一つのタスクを淡々と処理していくだけです！

【ポイント】予算は多くしすぎない！スケジュールは余裕を持って！

お金があると、気分が大きくなりますよね？

それは開業時でも同じことで、開業資金が貯まっていると「これぐらい使っても良いっか！」とお金をついつい使いすぎてしまいます。

そうなると不要なものまで購入してしまい、開業後の資金繰りを圧迫してしまうことも！

ただし、スケジュールに関しては多くの人が「早く開業したいから」と焦る気持ちのせいで、タイトなスケジュールを立ててしまうことがあります。

しかし、不動産業者との交渉や内装会社の業務など、アナタだけでは解決しません。

そのせいでスケジュールは、どうしてものびのびになってしまいます。
（もちろん、ダラダラとスケジュールが伸びるないように注意が必要です!）

だから開業に関しては『予算は多くしすぎない！スケジュールは余裕を持って！』を心がけるようにしてください。

4.開業する場所やお店をリサーチし、決める

予算、スケジュールが決まったら開業する場所やお店をリサーチしましょう！

一見「良さそうだな」と思える場所であっても、自分の“目”で“足”で調べてみると意外に違って見えることがあります。

開業しようと考えているのなら、せめて次のことを確認してください。

今やネットで集客する時代です。かつて程は場所の優位性というのはなくなりつつあります。

場所の条件が良ければよいほど家賃は高くなりがち。ただ条件が良い場所でも、お手頃価格の物件も必ずあります。

収支のバランスを考えつつ、しっかり自分の条件に良い物件を見つけてくださいね。

【ポイント】家賃は長くかかる固定コスト。安く抑えられるなら、抑えましょう！

開業で1番重要なのは家賃をいかに安くするかです。

家賃代は、お客さんが来ても、来なくても。アナタが休んでいても必ずかかるコストです。

そして、毎月かかるコストの中でも家賃は毎月大きな負担です。

少しでも経営を楽にするためにも、家賃を安く抑えるようにしてください！

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気になる方はお問い合わせください♪

5.予算をベースにお金を借りる（或いは貯金から）

3で決めた予算をベースに銀行からお金を借りましょう。

でも、出来れば利息の支払いを減らすために、自己資金で賄うか。身内から借りることをおすすめします。

また「お金がないけど開業したい！」と言う場合は、予算を見直して、安い金額で開業できるように調整しましょう。

【ポイント】借り入れにはご用心！

開業を考えたときにどこから借り入れするかは重要です。

すべて自分の資金（貯金）でやりくりできれば良いですが、どうしたってお金が必要になります。

ちなみにエステサロンの開業相場価格は300万円と言われています。

しかし、アイディア次第では、そもそもの開業費用を安くすることができるので、お金のことは心配しなくても良いかも？

具体的に開業にどれくらいのお金が必要になるのか「エステサロンの開業費用は300万円から？気になる費用の内訳はいくら？」で詳しくご紹介しています。

6.リサーチした情報を元に物件を借りる

5でお金を借りることができたら、次は物件の賃貸契約を結びます。

家賃、敷金、礼金、前家賃に保険料……など、いきなり半年分近くの家賃の支払いを求められることが、ほとんどです。

「えっ、そんなにお金がかかるのっ！？」と思わずびっくりしてしまいますよね。
不動産業者との交渉である程度、支払い金額を減らすことができますが、それでもかなりの金額が必要になることは間違いありません。

【ポイント】不動産業者とは仲良くしておきましょう！

不動産業者と不仲になるよりも、仲良くなっていたほうが絶対に良いです。

なぜなら、賃貸している物件でトラブルが起きたときに、どうしたって不動産業者に頼らなければならなくなるからです。

オーナーとの交渉は不動産業者が間に入って行いますし。ちょっとした不具合なども、不動産業者に頼らざる負えないことがあります。
「家賃代」は店舗経営に置いて1番かかるコストです。だからこそ不動産業者とは仲良くしておく必要があります。

7.内装や外装、必要な物品を購入（求人募集もこの時期から）

物件を決めてからしか、内装や外装の施工。必要な物品の搬入はできません！

ココまで来たら開業まで「あと一歩」ですが、家賃の支払いと同じく、このタイミングもかなりお金がかかります！

また内装や外装を大胆に改修し、オリジナリティあふれるお店にしたい気持ちはわかりますが、手間がかかるとそれだけ「時間」と「お金」が必要になり、それだけ”無給”の期間が伸びます。

さらに必要な物品にも、お金をかけすぎてしまうと開業後のランニングコストを大きく圧迫してしまうので、お金の使いすぎにはくれぐれもご用心を！

【ポイント】原状回復のことも考えて、あまりいじらないほうが良いかも？

賃貸する物件によっても異なりますが、内装や外装を変えた場合は引っ越す際に「原状回復費用」を求められることがあります。
(詳しくは契約する不動産業者か、オーナーに確認する必要があります)

仮に、事業を拡大するために栄転するにしても、原状回復費にかなりのお金がかかってしまったら、もったいないですよね？

そうならないためにも「居抜きの物件を借りる」か「施工箇所を少なくする」など、撤退後のことも考えてトータルでコストが低くなるような工夫が必要になります。

8.開業の準備が整ったら開業届を出す

1～7までの、すべての開業に関わる準備が終わったら、あとは開業届を税務署に出すだけです！

飲食店などの場合は、開業届を出す前後に保健所などの衛生確認が必要になることもあるので、それらのお役所作業は最後の最後になります。

開業届を出したら、あとはお店をオープンするだけ！

ただし「開業」はゴールではなく、スタートです。
ほっと一息……と休憩したいでしょうが、むしろこれからが本番です。

【ポイント】これまでかかった領収書や書類は全部取っておいて！

開業のために使ったお金は「経費」として処理することができます。
支払い内容によってはお住まい地域の「補助金」などがもらえることもあり、これまでの領収書や書類は必ずとっておきましょう。

なお、補助金に関してはコチラの記事で詳しくご紹介しています。

［関連］エステサロン開業で使える補助金一覧 意外なものでも補助金が貰える？

開業ってやっぱり大変。でも、これをやらなきゃ始まらない！

「自分のお店を開業したいなぁ～」と漠然と考えている方は多いでしょう。

これはママや主婦の方に限ったことではありません。
「自分のお店を持つ」って、やっぱりなんだかステキですもん！

しかし、開業は決して楽な作業ではありません。今回ご紹介した内容は、開業の大変さを端的に伝えたに過ぎないと思ってください。

しかも、お店のコンセプトや借りる物件や内装、外装、細々とした購入物に至るまで、全て自分で決めて購入しなければならず、当たり前ですがやり直しはききません！

そう、開業するとなったら、いきなり責任重大！

それに開業したあとに、まだまだまだまだやるべきことが待っています。
改めて「開業って、大変そうだなぁ……」と思ったら、とりあえずワンルーム開業コンサルもやっているローズジャスミンに相談してみませんか～？

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