御器所駅徒歩2分 完全予約制プライベートエステサロン

自宅で開業できるお仕事について2 自宅開業のメリットとデメリット

前回は『自宅で開業できるお仕事について1 それぞれの開業スタイルの詳しいお話』についてお話しました。

大きくわけて次のような5種類の自宅開業のお仕事があり。

  1. クリエイティブ系:プログラマー、デザイナー、コピーライター
  2. ショップ系:ハンドメイド、ネットショップ、ヤフオク転売(古物商)
  3. 事業系:小規模配送、学習塾(教室)、エステサロン、整体院
  4. 飲食系:パン屋、ケーキ屋、古民家カフェ
  5. 特殊系:アフィリエイト、占い師、投資、FX など……

自宅開業の中には、副業としても可能なものがある――というお話でした。

今回はもう少し、自宅開業について踏み込んでお話します!

実施に自宅開業(ワンルーム開業)した人しかわからない。自宅開業のメリットとデメリットを説明します。

自宅開業の”リアル”なメリットとデメリット

自宅開業のメリット 自宅開業のデメリット
自分の好きな仕事ができる 責任はすべて自分が負う
売上は全部自分のもの
(働けば働くほど収入UP!)
収入が不安定で一定しない
(稼げないときは死ぬほど稼げない)
自分の自由な時間に休める 土日や長期休暇は取りづらい
(決して取れないわけではない)
上司がいないから気ままに仕事ができる 人との関わりが少なく。孤独になることも
一生現役として仕事を続けられる 失敗したら、すべて自分の責任
(もちろん借金も……)

「自分で仕事をしているなんて、カッコいい!」と傍から見るとたしかに、普通のサラリーマンやOLではできないことをしていて、憧れてしまうところもあるかも知れません。

確かに事業が順調に行けば、一財産作ることも夢ではありませんし。会社や上司、同僚に振り回されることなく自由に働けて羨ましいな――と思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、それは隣の芝生が青く見えるだけかも知れませんよ~?

[自宅開業のメリット]自由に働ける、稼げるときはガッツリ稼げる!

自宅開業も、どこかに事務所を借りて会社を開業するのも、どこかの物件にお店を開業するのも、ぶっちゃけそれほど差はありません。

ただ自宅開業の方が

  1. 通勤時間ほぼゼロ!
  2. 家事や育児をやりやすい
  3. 開業資金を少なくできる
  4. 家賃代が格安になる

などのメリットがあります。

平たく言うと「自宅開業は時間の自由がききやすく、お金もあまりかからない」というメリットが有るわけです。

通勤不要。もはや満員電車の日々には戻れない!?

自宅で開業すれば、当たり前ですが「徒歩0分」で仕事先に行くことができます。

東京のサラリーマンの中には毎日憂鬱な顔をしながら、満員電車に揺られる方が少なくありませんが、自宅開業なら業種に限らず、通勤する必要がないってのは嬉しいですよね~!

それに、いっつも自宅(=仕事場)にいるから、お客さんがいなくなったタイミングで家事ができたり、子どもとの時間が取りやすかったり……と、使える時間が雇われている時代よりも、仕事がうまくいっているのなら確実に増えます。

「使える時間が増える」ことで、いろんなことができるのも、自宅開業ならではのメリットと言えるでしょう。

売上は全部自分のもの。しかし「浪費」と「投資」を区別しないとやばぁい!

自宅開業で仕事がうまくいっている時は、雇われ時代では考えられないほど、お金を稼ぐことができることだってあります。

業種や働き方によっては、年収1000万円も夢じゃないし。ほぼ「自分の能力=稼げる金額」だから、稼げる金額は天井知らずです。
また、自分のアイディア次第でいくらでも事業拡大できるし、それを止める人もいません。

つまり「これって、どうかな?」と思ったアイディアをバンバン試せるし、試しやすい環境があるのも、自宅開業のメリットです。

ただし、バンバンお金を使ったからと言って、必ずしも利益が出るとは限らないのが事業の難しいところ。

「お金があるから、大丈夫!」といろいろ試すのは良いですが”投資”ではなく、”浪費”を繰り返せば、それだけ事業がたいへんになるのは、普通の家庭と同じ。

「浪費」も「投資」もすべて自分で判断しなければならないのは、自宅開業でも、個人起業でも同じですが「失敗したら……」と考えると、なかなかに胃が痛くなることがあるのも事実です。

[自宅開業のデメリット]責任もリスクも、失敗もすべて自分が背負う必要がある!

自宅開業に限ったことではありませんが「自分で事業を行う」となった時に、アナタは事業におけるすべての責任を負うことになります。

  1. 立地が選べないから集客しづらい
  2. ご近所トラブルも、借金ももすべて自分で処理!
  3. 自分が行動しないと、お客もお金も稼げない
  4. 会計作業や各種手続きが死ぬほど面倒

自宅開業の主なデメリットは、上記の通りです。

自宅開業は立地を選べないのが最大のデメリット!

現在はSNSがあるので、一昔ほどは集客に苦労はしなくなりました。

しかし、それでも立地を選べないというのは、かなりのデメリットです。いえ、自宅開業最大のデメリットと言っても過言ではないでしょう。

特に飲食店は、集客を立地に左右されてしまう傾向があります。
当たり前ですが、住宅街と駅前なら、どっちがお客さんが来やすいですか?

そう、立地が良ければ、それだけで経営は楽になります!

ただし、スケールメリットを利用して「アットホームな雰囲気」「隠れ家的なお店」などのデメリットをメリットに変えるだけのアイディアがあれば、立地はそこまで問題にはならなくなります。
(リモートワークやネットショップなどは最たる例と言えるでしょう)

上司、会社という逃げ場はない。最高責任者はアナタ!

自宅開業では「ご近所トラブル」になることも少なくありません。
(もちろんご近所さんが常連さんになることも多々ありますが)

そんなときに、事業に関するさまざまなトラブルは、すべて自分で解決しなければなりません。

「上司が~」「会社が~」という逃げ場所がないのは、ほんとうに大変。
困ったときに頼りになる存在がいないのは、地味なことですが結構ストレスだったりして……。

特に「会社=自宅」という環境だと、なかなか逃げ場がないので、そのせいで孤独になりやすいという意外なデメリットもあります。

サラリーマンは守られている!? 自宅開業はめんどうなことがいっぱい

実際に自分で事業をして、失敗したり、苦労したりしないとわかりませんが、会社員という立場は守られています!

休んでいてお金がもらえるし(公休に有給休暇など)、スキルアップのお金だって会社が出してくれます。
また会社をやめるときに退職金がもらえる、失業保険がもらえるし、年金や保険料などの支払いや計算も全部会社が行ってくれます。

毎日家計簿をつけるのも楽じゃないのに、いろんな経営のルールにのっとって、確定申告をするなんて、本当に「苦行」以外のなにものでもありません。

こういっためんどくさいことも含めて“自分でやる”必要があるのが、自宅開業(個人開業も含め)のたいへんなところです。

デメリットに負けるな! 開業することで見えてくるものもある

自宅開業には、メリットもいっぱいありますが、デメリットもいっぱいあります。

しかし、デメリットを怖がっていてはなんにもできません!

当たり前ですが、どんな仕事にも、サラリーマンにも個人事業主にも、大きな会社の社長にだって、それぞれ悩みはあります。
10歳でも、30歳でも、きっと90歳でも、男女問わずいくつになっても不安から逃れることはできません。

でも、その不安と戦って、戦い続けて勝ったときに、アナタは挑戦しなかった人では得ることができない宝物を得ることができるのです。

次回は「自宅開業の具体的な流れ」について、お話します!


記事監修者


エステスクール・サロンオーナー 松崎 綾乃
完全予約制エステサロン「Rose Jasmine」のサロンオーナー(愛知県名古屋市)。

エステ歴20年以上の美容のプロフェッショナル。エステシャンとしての長年の技術と経験を活かし、2022年にエステスクールやセミナーを本格開催。 

著書に『自分らしく生きるヒントが詰まった21ストーリー』『ぶっちゃけ50万あればサロン開業できますが?』などがある。

Instagram: @rose.jasmine758

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