エステサロンの開業の際に使える補助金には「小規模事業者助成金」や「中小企業ホームページ作成補助金」などがあり、申請を出した内容が審査され適切であると判断されると、ある程度のお金を援助して貰えることがあります。
「エステサロンの開業」という時に頭を悩ませるお金の問題。初期費用を国からの補助金で賄(まかな)うことはできませんが、開業後にかかるお金を補助金によって減らすことは可能です!
なお、助成金と異なり補助金は「補助金を受け取るための審査」があるため、条件を満たしていたとしても補助金を100%受け取れるわけではありませんのでご注意ください。
(補助金ではなく、助成金に関してはコチラで詳しくご紹介しています!)
「えっ、こんなものまで補助金使えるの!?」と中には、びっくりした補助金もあるのではないのでしょうか。
補助金は助成金と異なり、「購入や導入費用を支払った数カ月後」に振り込まれるので、現金のやりくりには注意が必要です。
しかし、実質商品の購入や導入にかかるお金が半額程度になるのですから、補助金のチカラって、やっぱり大きい!
それではそれぞれの補助金について、詳しく紐解いて参りましょう。
※2019年10月に始まった「軽減税率」に伴い、2019年の9月30日まで利用可能だった「軽減税率対策補助金」は2019年10月1日以降はレジを購入したとしても補助金の利用することが出来ません。
「小規模事業者持続化補助金」はエステサロンで比較的利用しやすい補助金です。
すでに事業を行っている人だけでなく、これから会社やお店を始める人――創業者も利用可能な補助金です。
約半年から1年ごとに公募がなされており、下記条件を満たしていれば補助金を受け取るチャンスがあります。
補助対象 | 常時雇用5名以下 (アルバイト・パートを雇用している場合は、7~8名の中規模が対象) |
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上限 | 50万円 |
補助率 | 対象の経費の2/3以内 |
対象となる事業内容 | 設備費、商品開発、広告費、改装費、展示会などへの出店費など |
なお、次の人は「従業員」と見なされず、次の人を除いた従業員が5名以下である必要があります。
※平成31年(令和元年)の小規模事業者持続化補助金は終了しています。詳しくはコチラをクリック。
申請場所 | お近くの商工会議所 |
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必要書類 | 「経営計画書」(様式2)、「補助事業計画書」(様式3) 「事業支援計画書」(様式4)、「事業承継診断票」(様式6) |
※詳しくは最寄りの商工会議所にお問い合わせください。全国の商工会議所一覧
その名の通り、中小企業のホームページの作成を促す補助金制度のことです。一部地域によっては「中小企業ホームページ作成支援」という名前になっていることがあります。
今やお店を切り盛りするにあたって、ホームページは必要不可欠な存在です。ただ、ホームページってけっこうお金がかかるもの……。そんな時にこの補助金が使えると、ライバルサイトではなかなか真似できないゴージャスなサイトが作れることがあります!
なお、申請条件は地域によって若干異なる場合がありますので、ご注意ください。
補助対象 | 新規にホームページを作成、或いは変更するための制作経費 |
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条件 |
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上限 | 5万円~ |
補助率 | 対象の経費の1/2 |
対象となる事業内容 | ホームページ作成ソフト購入費、ホームページ作成教材購入費、ドメイン取得料など |
申請場所 | お近くの区役所など |
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必要書類 | 中小企業ホームページ作成費補助金交付申請書、中央区中小企業ホームページ作成事業計画書 企業概要(資本金・従業員数のわかるもの)、ホームページの作成に係る見積書の写し |
※詳しくはお近くの区、市役所等にお問い合わせください。
中小企業のサービスなどの生産性向上のために、新たなITツールを導入する際に使うことが出来る補助金のことです。
「エステサロンにIT?」と思われるかもしれませんが、予約ソフトやレジソフト、財務管理に必要なシステムの導入費用などに対して、こちらの補助金を利用することが出来ます。
なお、対象となるITツールは「IT導入補助金」のページにあるものが対象となるのでご注意ください。
※2019年のIT導入補助金はすでに終了しました。
補助対象 | ITツールを導入する中小企業 |
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上限 |
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補助率 | 対象の1/2以下 |
対象となる事業内容 | ソフトウエア費、導入関連費等 (規定のサイト内にあるITツールのみ) |
他の補助金と異なり、申請方法が複雑です。基本的には次のような流れで補助金の申請がなされます。
申請方法が良くわからない、という方はIT導入補助金2019内のフリーダイヤルから、詳しくお問い合わせが可能です。
「エステサロンで、ものづくり???」と驚かれるたかもしれませんね。補助金の名前こそ「ものづくり」となっていますが、サービス業にまで補助対象が拡大したためエステサロンでも「メニュー開発」や「ブランド戦略」などを対象に補助金が使えるようになっています。
補助対象 | 中小企業者および特定非営利活動法人 |
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条件 | 生産性を向上させるサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行う場合 |
上限 | 原則1,000万円 |
補助率 | 対象の1/2、2/3 |
対象となる事業内容 |
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参考:中小企業庁より
※平成31年度の公募はすでに終了しています。
申請場所 | 各都道府県の中小企業団体中央会 |
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必要書類 | 団体中央会が本補助金申請用として指定した応募申請書類様式 |
参考:中小企業庁より
エステサロンの業態によっても使える補助金は、上記のように少なくありません。
しかし、先にも触れたように補助金を支払う前に「自分でお金を払う」必要があるため、資金繰りのことを考えると補助金をあてにしすぎない方が良いかもしれません。
あくまで補助金は「貰えればラッキー!」ぐらいに考えておいて、まずは無駄なく開業するための資金計画をしっかり練ることをオススメします。