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自宅で開業できるお仕事について3 自宅開業の具体的な流れ

自宅開業は、手持ちの不動産(自宅)でお店を開くから、開業資金が非常にリーズナブル!
でも、今まで自分で会社やお店の開業に関わったことがない人からすると、どうやってお店を開いて良いのか、悩んでしまいますよね?

ワンルームエステサロン、ローズジャスミンの自宅開業、第3回目のテーマは「自宅開業までの流れ」についてです。

ちなみに、これまでの記事はコチラ!

【自宅開業の具体的な流れ】基本的な開業までの流れは、そんなに変わらない!

『ママ、主婦がお店を開業するまでの具体的な流れとは? 店舗探しや家族への相談っていつするの?』でも、詳しく開業の流れについてご紹介していますが、自宅で開業する場合は微妙にその流れが異なります!

  1. どんなお店を開業するかを決める
  2. 家族と相談する(反対されることも)
  3. 予算とスケジュールを決める
  4. 増築するか、改装するかを考える
  5. 工務店などに改装をお願いする
  6. 内装や外装、必要な物品を購入
  7. 開業の準備が整ったら開業届を出す

自宅開業の場合、わざわざ不動産契約を結ぶ必要がありません。
だから「物件を探す」という手順は必要ありません。

その代わりに必要となるのが「増築するか」「改装するか」という2つの選択肢です。
仕事によっては、敷地内に倉庫を作る必要があったり、専用の店舗を立てる必要があったりします。

なお、在宅ワークやリモートワークで開業する場合は、2~6までの手順は、すっ飛ばして「開業届」を出すだけでOK!

さて、それ意外の人はどんなことする必要があるのかを具体的にお話しますね。

1.どんなお店を開業するかを決める

まずは、どんなお店を開業するかを決めましょう。

「どんな」とは、自分が「こんなお店を開業したい!」というイメージでもありますし、お客様に「こんな風にくつろいで欲しい」というお客様に感じて欲しいサービスだったりします。

[例]

  • お客様がくつろげる、エステサロンにするぞ! → ゆったりくつろげる雰囲気のサロンにする
  • 本物志向のパンを食べて欲しい! → 食材にこだわった、パンを食べさせるお店
  • とにかく安く良いものを売りたい! → 経費を安くするためにネット通販に特価

と、このように自分の中で「●●なお店にしたい!」というイメージをはっきりさせることが、このターンでは重要です。

具体的にお店のイメージが決まったら、次のステップに進みましょう。

2.家族と相談する(反対されることも)

自分の家で商売する――自宅開業で影響を受けるのは、アナタだけではありません。

旦那さんだってそうだし、お子さんだってそうです。同居しているなら、おじいちゃんやおばあちゃんだって、自宅開業で影響を受けます。

ただ、アナタに“熱意”さえあれば、ご家族の方もきっと応援してくれます。
それに一度きりの人生、どうせなら好きなことをやって生活したいと思いませんか?

家族の了承を得ることができたら、次のステップに進みましょう。
(多少強引でも、なんとかなります!)

3.予算とスケジュールを決める

どんなお店を開業したいのか。そして、家族の了承を得ることが出来たら、次は具体的な予算とスケジュールを決めます。

決めるべき項目は、だいたい次の通りです。

開業前に決めておくべき予算一覧

  • 内装費、外装費
  • 事業資金(準備金)
  • 諸経費(物品など)
  • 仕入れ費用
  • 広告費(WEBサイトやチラシ代など)

お店の開業費用なんて、かけようと思ったら無限大にかけられます。しかし、使えるお金は有限です。

何にいくら使えるのか。そして、何にはお金をかけて、何にお金をかけないべきなのか。
事業資金の「選択と集中」を行うことで事業が失敗するリスクを減少させることができます。

開業前に決めておくべきスケジュール一覧

  • いつまでに開業するのか?
  • WEBサイトやチラシ代はいつまでに配布するのか?
  • 内装や外装には、どれぐらいかかるのか?
  • 物品の仕入れや購入はいつまでにやるのか?

事業資金も有限ですが、使える時間も有限です。

時間がかかる、ということはそれだけ「バーチャルなお金も減っている」ということ。

「時は金なり」とはよく言ったもので、開業までに時間がかかればかかるだけ、開業資金を改修できる時間が延長します。
そういた無駄な時間を避けるためにも、上記のスケジュールはなるべく早めに、そして事前に決めておくことをおすすめします。

4.増築するか、改装するかを考える

予算を決めたら、自宅をどんな風にするかを考えましょう!

もしかすると、これが1番ワクワクする時間かもしれませんね。
新しく今の家の隣にお店を作るのか。自室を2階において、1階は全部お店にしてしまうのか。

などなど、自宅をどんな風にするのかを考えていきましょう。
人によっては「どうせ工事するのだから……」とこの機会に自宅のリフォームまでしてしまう人もいます。

5.工務店などに改装をお願いする

どんなお店を作っていくのか。内装も含めて、決まったのなら後は工務店などにお願いするだけ。

費用は工務店によってバラバラです。必ず事前に複数の工務店に見積もりを取るようにしましょう!

(余談ですが、ツワモノになると自分で自宅をお店に改装してしまう人もいます……。)

6.内装や外装、必要な物品を購入

「工務店などに改装をお願いする」と同時並行で、必要なものはこのタイミングで買いに行きましょう。
実際にお店を開いたら、お店を閉じて買い物に行く暇なんて、なかなかありません。

また改装のタイミングで、いろいろなものを購入しておけば、時間の節約にもつながります。

7.開業の準備が整ったら開業届を出す

すべての準備が整った段階で、開業届を出せばOKです。

開業する事業にもよりますが、基本的には開業届を出してから、保健所のチェックなどが入ることになります。

ちなみに開業届の書き方は、コチラの記事を参考にしてくださいね。

2020年最新版エステサロン開業に必要な届け出「開業届」の書き方と資格について
※エステサロン以外の開業でも開業届の書き方は同じです。

自宅開業はゴールではありません。むしろ、これからの方がずっと、もっとずーっと大切です!

実際に、自分の家が改装され、増築されお店ができたときの感動はひとしおです。

しかし、ここで注意して欲しいのは「自宅開業はゴールではなく、スタートだ」ということです。

当たり前のことなのですが、ついつい忘れてしまいがち。自分で開業までこぎつけた達成感で、これから来るさらなる試練に対しても「なんとかなるや」と考えてしまいがち……。

ということで、次回のテーマは「自宅開業の落とし穴」についてです!


記事監修者


エステスクール・サロンオーナー 松崎 綾乃
完全予約制エステサロン「Rose Jasmine」のサロンオーナー(愛知県名古屋市)。

エステ歴20年以上の美容のプロフェッショナル。エステシャンとしての長年の技術と経験を活かし、2022年にエステスクールやセミナーを本格開催。 

著書に『自分らしく生きるヒントが詰まった21ストーリー』『ぶっちゃけ50万あればサロン開業できますが?』などがある。

Instagram: @rose.jasmine758

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